下見を入れて今シーズン3度目の湯檜曽川になります。
前回の釣行では釣果は「おでこ」でしたが、地理的にこの川を知る事が出来たので今回は、かなり楽でした。
しかも、車で一ノ倉沢まで行けたので、身体的にも楽でした。
まずは、一ノ倉沢の雪渓です。
とても綺麗です。
観光客?やカメラマン、これから山歩きをなさる人など、ここには人が沢山いました。
ウェーダーやフィッシングベストを着て、背中にランディングネットを背負っているのは、私くらいで、どうやら珍しいみたいで、「釣りですか?何が釣れるんですか?釣れましたか?・・・」
声を掛けてくる人が何人かいました。
山歩きをする人は喜作な人が多いようですね!?
この一ノ倉沢から山道を歩いて、芝倉沢出会からフライフィッシングの始まりです。
雪代がだいぶ治まったようで、前回着た時より、水量も少なめだし、残雪も少なくなりました。
川を渡るのは至難の業でしたが、今回は渡れます。
「よし、これなら行けそうだ!」
まずは20番のパラシュートで試してみる。全く当たりなし(^^ゞ
ドライじゃ無理なのかなぁ!と思い、16番にニンフに替えてみる。
それでも、当たりがなし。おまけに向かい風でキャスティングもしづらい。
ジージージージー♪
蝉の鳴き声か!?
しばらくすると、岩に蝉がたかってます。
やっぱり、このうるさいのは蝉の鳴き声かぁ!?
もう初夏ですね!?
仕掛けを直していると、後ろの方から突然フライマンが一人。
やっぱり釣れていない様子。
ちょっと話をして、先行は俺だよ!と言わんばかり上流を目指します(^^ゞ
あのフライマン釣れたかな!?
そしてニンフを流していると、ようやく当たりです(^^)v
この川の岩魚を見るのは初めて。
岩魚は、川によって微妙に色が違います。
20cm程の小さい奴でしたが、とても綺麗な岩魚です。
下流は漁協が放流してますが、ここに生息するのは、天然でしょう。
写真を撮って、早々にリリースです。
旧魚止めの滝と言われているところまでキャスティングしましたが、結局これだけでした。
この滝つぼに近づくと、岩魚らしき黒い影が、4・5匹上流に上がって行くのが見えました。
「やっぱ。いるんじゃん!」と独り言がでましたが(^^ゞやっぱりいるんですw
でも、形は皆小さいですね。
大きいやつは、釣られていなくなったのでしょうか!?生息してそうな雰囲気がありません。
この湯檜曽川は、キャスティングには気を使う事なく、フライフィッシングには持って来いだし、景色は綺麗だし、生息するのは天然ですから気に入ってます。
関東に、こんな川が沢山あれば嬉しいんですが、殆どが放流魚でしょうし、解禁日後は、かなり居なくなります。
小さくても良いので、やっぱり綺麗な天然魚が釣りたいですね!
沢山は、要らないんです。出会えれば・・・
PS:たぶん小熊だと思うんですが、崖か何処かから滑落したのでしょう。川の中州に死骸がありました。
写真を撮ろうとしましたが、ハラワタが出ているしグロイんでやめておきました。
山を歩くには、熊除けも必須です。