2021年4月17日のこと。

突然、カミさんから話があるんだけど!と、普段あまり会話が無くなってしまった還暦間近の夫婦の話です。

いよいよ還暦が見えてきたなぁ!と、誕生日を迎える度に、おめでとう!の会話の代わりになってきた今日この頃。

あ~あ、いよいよ離婚話かぁ!

俺も熟年離婚かぁ!?

そう思って、覚悟しながら聞き始めると・・・、

「あのね、病院行ったら、癌って言われちゃった!」

えっ・・・言葉が無かった。

それってさ、何か治療すれば治るのか?

本人曰く、便を柔らかくする飲み薬のお蔭で、便通もよく痛みもないようで、普通に生活出来ているとか。

自分に記憶があるのは、その数日前、腹が痛いとベッドの上に寝ているカミさんの姿。
あの時、今まで感じた事がない痛みとか違和感があったのだろうと予想した。

近所の病院へ行き、日赤を紹介され診てもらうと、病名が伝えられたって訳です。
勤め先の店長へその旨伝えると、同僚がどうしたの?何かあったの?

本人が一番辛いところに、聞かれて説明を都度しなければならない事に、さらに辛さがあったのだと思う。
仕事、少し休むね!疲れちゃって!
でも、仕事復帰はしたいそうです、本人。

ゴールデンウィーク中に覚悟が決まったのだと思います。

5月6日、私も同席したのですが、日赤へ

カルテだったのかな!?先生のデスクの上の用紙を覗いてみると、

「大腸癌 肝転移」

「平均余命2年」

と書いてあった。先生、これって・・・

肝転移してるから放射線治療とかの患部を狙った治療は無理で、抗癌剤で癌が悪化しないように治療し、小さくなれば排便はらくになるだろうし、癌が大きくなれば大腸を切って人工肛門。
問題は、肝転移したところは、どうなっていくのか!?
それ以上、怖くて聞けなかった。

5月11日、初めての抗癌剤治療。コロナ禍の事もあって、一人で行くと。
4時間程の点滴と副作用を抑える内用薬(飲み薬)。
約10万円の費用ですが、高額医療の申請で6万円程の自己負担。

抗癌剤というと副作用で毛が抜けるというイメージがありますが、医療の進歩で、毛が抜けない代わりに体中がしびれる(特に手先)というかピリピリ感があるものもあるそうで、後者を選択。
治療後、水分補給で炭酸飲料を飲んだそうだけど、飲めずに噴出したとか(笑)
冷たいものも飲めなーい。と

これは、数日続くそうだけど、ピリピリ感は薄れるようです。

ただ、2回目、3回目の抗癌剤によって、ピリピリ感が長続きするそうで、細かい仕事をする人は辛いそうです。

この治療と並行して「丸山ワクチン」「フコイダン」についても調べてみた。

DHCのフコイダンは、即発注。

丸山ワクチンは、地元の病院では扱っている所がなく、今井病院が検討してくれて5月26日一回目を接種する事が出来た。
カミさん頑張ったね。

「丸山ワクチン」や「フコイダン」の情報はカミさんが友人から入手したもので、黙って一人で悩んでいたら知らないものだった。
話せば、実は私も・・・という普通に生活していたら、なかなか出てこない会話。

二人に一人が癌患者という時代。同じ悩みを抱える人は周りにいる訳で、良い情報は共有すべきだと思った。

サイトの5yearsもその一つ。

でも、自分は自分の先の事ばかり考え、カミさんに辛い事も言ってしまった。
そうじゃないな!そんな事より、優先してやる事があるだろ!と何やってるんだ自分。猛省しました。

俺には情報もないし、調べる事は出来ても・・・
治療費を稼ぐこと、男として、今はそれしか・・・

以前と比べて、今は少しカミさんに寄り添えてる気がするけど、まだ早いって。50代だもん。
90歳まで生きようとは言わないけれど、もう少し頑張ろうぜ!

癌、いつの間にか消えてくれねぇかな!?
孫の成長を一緒に見ようぜ!
倅の結婚一緒に見ようぜ!
倅の子供も見てみたいし